レビトラとはどんな薬なの?
←バリフ
レビトラは、バイアグラの次に誕生したED治療薬で、アスピリンの開発で有名なドイツのバイエル薬品が製造販売を行っています。
有効成分としてバルデナフィルを含有し、勃起を持続させるのに必要なcGMPを壊すPDE5を阻害(抑制)する作用により、勃起を促進します。
また、バルデナフィルは、水に溶けやすい性質があることから、最高血中濃度に達する時間も0.7〜0.9時間(42分〜54分)と、他のED治療薬と比べて早くなっています。
こうしたことから、レビトラは速効性があり、短時間で強力な効果が得られるのが特徴となっています。
また、バイアグラと比べても食事の影響を受けにくいとされています。
10mgで最低5時間くらい、20mgで最大10時間くらい効果が持続します。
レビトラの特徴は?
←ビリトラ
レビトラは、食事の影響を受けにくいことから、バイアグラだと期待した効果を得られなかったという人が、レビトラを試したら効果が実感できた、というケースも多いようです。
また、糖尿病を患っている人で、バイアグラよりレビトラの方が有効という報告もあります。
レビトラの有効成分、バルデナフィルは、勃起を妨げる酵素「5型ホスホジエステラーゼ」の働きを阻害する作用があり、薬としての作用はバイアグラと変わりません。
ただ、有効成分の違いから、バイアグラより若干即効性があり、効力も強いという声も多いようです。
食事の影響を受けにくいことから、食事のタイミングに左右されたくない、という人にはバイアグラよりレビトラの方が向いていることになります。
ただ、レビトラには食事の影響を受けにくいという特徴がありますが、それでも、空腹時と満腹時では、薬効が出始める時間や効力には、多少差が出るようです。
やはり薬なので、胃の中に内容物がない空腹の状態で服用したほうが、薬の成分がより吸収されやすくなり、その分、作用時間も早く、より強い効力が得られるようになります。
このため、即効性を求めるのなら、空腹時に服用するほうがよいでしょう。
レビトラの効き目の持続時間は、5時間〜10時間とされています。
多少時間の開きがあるみたいですが、これは、種類の違いもあります。
レビトラは、現在、日本では5mg、10mg、20mgの3種類が認可されています。
ただ、5mgだとその作用が低すぎるので、10mgか20mgの種類から選ぶことになります。
一般的に、10mgで5〜6時間、20mgで8〜10時間くらい効果が持続するとされています。
これは、個人の体質やコンディションによっても多少異なるので、一応の目安と考えておくことです。
レビトラの正しい飲み方は?
←プロフェッショナル
レビトラは、バイアグラと比べても食事に影響されにくく、即効性があり、強い勃起力が得られるということで注目されています。
ただ、きちんとした効力を得るには、やはり用法・用量を守り、正しく服用することが大事です。
用量は、成人で1日1回1錠を、セックスの1時間くらい前に服用します。
飲んでから15〜30分くらいで効果が現れはじめますが、多少は個人差があります。
20mgだと効果の持続時間が長いので、早めに飲んでおくこともできます。
ED治療薬は、飲んだだけでは勃起は起こりません。
性的な興奮を得ることで、勃起が得られます。
バイアグラなども含め、あくまで勃起を補助するものなのです。
1日1回1錠の用量を守り、24時間以内の連続服用は避けます。
効果がないからといって、多量に服用しても体に害を及ぼす危険があるだけです。
また、お酒の飲み過ぎに注意し、多量にアルコールを摂取すると、飲んでも効果が得られない場合があります。
副作用で、めまいなどを起こすことがあるので、効果が持続している間は、車の運転などは控えます。
レビトラの効果が得られない場合
←スーパージェビトラ
レビトラはバイアグラより後発のED治療薬ですが、バイアグラで効果が得られなかったのが、レビトラを試すとはっきりと効果が得られた、という人も多いようです。
ただ、レビトラを試しても、もうひとつ納得した効き目が得られない、というケースもあるみたいですが、この場合、いくつか原因を考えてみるべきです。
レビトラは、バイアグラと比べて食事に影響されにくいのですが、それでも、やはり空腹時に服用したほうが、薬の作用を早め、効果を最大限に発揮できるようになります。
水などと一緒に服用するようにして、お酒の量は適量します。
多量にお酒を飲むと、効果が半減してしまう恐れがあります。
ただ、適量のアルコールなら、かえってリラックス作用が高まり、その作用を促すことにもなります。
こうしたことから、効果が得られないのなら、食事のタイミングや、アルコールの量で調整してみると良いでしょう。
食事は、消化されやすい、あっさりめのもので、腹6〜7分目ぐらいに抑えるようにします。
食後に服用する場合、最低2時間は空けてから服用することです。
また、糖尿病気味の人や、すでに糖尿病を患っている人、肥満気味の人、高血圧、うつ病を患っている人で、レビトラを飲んでも効果が得られないという場合、医師と相談してみると良いでしょう。
これ以外、偽者を購入してしまうと、効果が得られなかったり、健康に害を及ぼす危険もあるので、信頼できるところから正規品を購入することも大事です。
ED(勃起不全)は、精神的な部分が原因となるケースも多く、レビトラを服用しても、ストレスや不安が大きかったり、体調が悪ければ効果が得にくいことがあります。
一度レビトラを試して効果が得られなくても、それだけでレビトラが効かないと決め付けず、飲むタイミングを考えたり、リラックスした状態でセックスに臨むなど、自分でいろいろと工夫してみるべきです。
レビトラの注意点は
←バリフオーラルゼリー
レビトラは用法・用量を守り、正しく服用することが大事で、効果が得られないからといって、多量に飲んだりするのは避けることです。
セックスの約1時間前に服用し、1日1回、24時間以上あけて服用します。
通常は10mg、20mgの2種類がありますが、用量は、事前に医師に相談すると良いでしょう。
特に高齢の人や肝臓が悪い場合、医師の指示を得ながら服用します。
指示された用量で効果が得られない場合、医師に相談しましょう。
心臓の病気で硝酸剤の治療を受けている人は服用できません。
これ以外、レビトラの成分に対してアレルギー反応を起こしたことがある人、心臓や心血管に問題がありセックス自体に問題がある人、深刻な肝機能障害がある人、先天的に不整脈がある人、抗不整脈薬を使用している人、半年以内に脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴がある人、重い肝機能障害がある人、血液透析が必要な腎障害を患っている人、低血圧(最大血圧が90mmHg以下)の人、高血圧(最大血圧が170mmHg以上または最小血圧が100mmHg以上)の人、不安定狭心症を患っている人、抗ウイルス薬(HIV治療薬)や抗真菌薬(内服)を服用している人、網膜色素変性症(進行性の夜盲)を患っている人。
こうした人も、レビトラの服用は禁止されています。
バイアグラと比べ、指定されている禁忌薬の種類が多いので、何がしかの薬を服用しているのなら、前もって医師と相談することです。
セックスは結構心臓に負担をかけるものなので、普段から心臓が弱めの人は、決して無理をしないことです。
レビトラを服用して狭心症の発作が起きた場合、安静にして、すぐに医師に診てもらうことですが、その際、必ずレビトラ錠を服用していることと、服用した時刻を伝えなければいけません。
また、レビトラを服用する際、グレープフルーツを食べることは厳禁とされます。
グレープフルーツは薬の血中濃度を上昇させる作用があることから、重篤な副作用をもたらす危れがあります。
これ以外、副作用としては、顔のほてりや目の充血、他にも動悸や頭痛、鼻づまりなどの症状があり、これは、他のED治療薬と同様です。
どの症状も効果が薄れるとともに治まっていくので、あまり気にする必要はありませんが、症状が重かったり長時間症状が治まらない場合、すぐに医師に相談しましょう。
<要約>
レビトラはバイアグラに続くED治療薬で、バイアグラと比べても食事の影響が少なく、即効性があるといわれます。
このため、バイアグラで効果が得られない場合、レビトラを試してみるのも良いでしょう。
ただ、多少は食事の影響も受けるので、用法・用量を守りながら、食前の空腹時に服用したほうが、より効果も得られるようになるでしょう。
逆に、効果が得られない場合、飲むタイミングや食事、お酒の量で調整してみると良いでしょう。
これ以外、ストレスをためず、体調を整え、リラックスしてセックスに臨むことも大事です。