男性用のバイアグラは女性に効果はあるの?
バイアグラは男性が使う医薬品であることは知られているのですが、中には女性が使うことはできないのか?女性がバイアグラを飲んで媚薬のような効果を得ることはできないのか?と思う人もいるのではないでしょうか。
ではそもそもバイアグラはどのように作用して男性の勃起不全などを解消することが出来るのか、まずはそれを理解しましょう。
男性がバイアグラを飲むと血管を拡張して陰茎海綿体に血液を流れ込みやすくすることが出来ます。バイアグラは正式名称をPDE5阻害薬といい、陰茎海綿体にのみ作用すると覚えておきましょう。
しかし残念ながら女性には陰茎海綿体は存在しません。陰茎海綿体はペニスの中にある芯のようなものです。女性にも陰茎海綿体に相当する構造と機能となるクリトリスがあるのですが、男性の海綿体と比べると女性のクリトリスの場合は面積も狭い為に効果が現れにくいのです。
つまり女性が男性用のバイアグラを飲んだからと言って媚薬のような効果を得ることは難しいでしょう。
とは言っても世の中には不感症に悩んでいる女性や私欲の減退に悩んでいる女性も多く存在し、不感症や性欲の減退が起こることでセックスでの挿入時において潤いが足りずに挿入がスムーズにいかずに痛みを感じたりセックスそのものが嫌になってしまっている女性も少なくないのです。
そこでこういった女性には女性用のバイアグラをおすすめします。
女性用バイアグラの特徴としては
■男性用のバイアグラと同じように血流を促進して感度を上げるもの
・ラブグラ・レディグラ・センフォースFM・マレグラプロ
■性器の潤いをアップさせるもの
・フォルカン
■性欲に関わる神経伝達物質を多く分泌させて性的欲求が高まるもの
・フリバン
などがあります。
血流を促進して感度を上げることでオーガズムに達しやすくする(ラブグラ・レディグラ・センフォースFM・マレグラプロ)ことができたり、性器の潤いをアップさせるもの(フォルカン)は元々はカンジダなどの膣炎の治療薬として使用されていたのですが、性器の潤いをアップさせる効果があることから注目されるようになりました。
また性的欲求を高めることが出来る女性用のバイアグラは元々うつ病の治療に使用されていた医薬品であり、抗うつ剤としての効果はイマイチでしたが性的欲求を高めるドーパミンの分泌に作用する(フリバン)ことがわかり、実際の臨床試験でも服用した女性の性的欲求が高まったことが実証されています。
避妊をする目的などでピルが女性にとって重要な医薬品であると同時に自分の性欲をコントロールすることが出来るという意味では女性用のバイアグラも女性にとてとても重要な医薬品となるのではないでしょうか。
こういった女性用のバイアグラは海外はもちろんのこと国内の製薬会社からも販売されているので安心して利用することが出来るようになっています。